ミスト

iPhone用に取り込んでおいた映画が、溜まっているので福山まで新幹線行くときに見ようとしたが、結局見られたのは一本だけ。

その1本と言うのが「ミスト」

久しぶりに後味の悪い映画を見てしまいました。

ジャンルとしてはホラーなのかな。外はモンスターだらけのスーパーマーケットの中に数十人が取り残されるというシチュエーション。

舞台がスーパーというのが面白い。閉じ込められても、すぐには物資に困らない。逆に言えば長時間、恐怖にさらされる。じわじわと人間がへんになってゆく

モンスターに殺されるのはお約束。そしてその密閉空間の中での、人間同士の諍いによる犠牲者が出るというのもお約束。

その人間関係に、宗教が絡んでくるの目新しい。しかも、普段尊敬を集めている宗教家とかではなく、カルトな女教祖である。

普段の生活を送っている時は、誰もその人の言うことを聞かないはず。しかし、圧倒的な恐怖に襲われると、心のよりどころを探してしまうのだろう。

結局その教祖の言葉にほとんどの人が、犯されてしまい、しまいには生け贄と称して、他の人をモンスターに差し出してしまう。

で、これもお約束ですが、知性と勇気のある主人公の出番となるわけです。

そして、この主人公は自分の息子と数人を連れてスーパーを脱出!そして主人公は助かります。

 

主人公だけ・・・・最悪の形で


宣伝文句で最後の15分に衝撃のナンタラと書いてあったので、途中でもしかして・・と思ったのですが、自分が思い描いた中での一番のバットエンドでした。

その場面に来た時、何度も再生を止めて、ココで見るのやめようかと、逡巡しながらまた再生。あああ・・・やっちゃったよ・・いやいや、もしかしたらハッピーな、どんでん返しがあって、それ衝撃の結末かも・・・おおなんか来た、エエッ・・あの人、最初のあの人じゃん・・・・・・意味ないじゃん・・・・・いやいやクレジットの後に映像が入っていて、そこで夢オチとかなるかも・・・・・・・・・・・・終わっちゃった・・・・・・

慌てて事を仕損ずな、という言葉がありますが・・・・これはつらいなあ。それに、あのとき拳銃を回収しなければ・・とか、ガソリンの量がもうちょっと多いか少ないかすればとか・・・もう、タラレバ考えちゃうし、自分ならあんなこと息子に言われてどうするだろうとか、これが自分の身に起きたら、耐えて生きていけるだろうかとか・・・・もう堪りません

大体こういう映画は、バッドエンドでも結末を曖昧にして、あとはご想像にお任せします、となる物が多いのですが。この映画は容赦ないです。

化物退治で爽快感とか味わいたい方には、この映画オススメしません。

ツライ・・・・

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