エル・グレコ展へ

古今東西の宗教画が 好きなもので、今東京に来ている「エル・グレコ展」に行ってきました。

東京都美術館なので上野へ。ラファエロも来るのですね。楽しみ。
平日の午前中、天気もイマイチなのですいてて助かります。
 

「 エル・グレコ 」はイタリア語で「ギリシア人の男」という意味。クレタ島の出身です。後期のビザンチン様式とヴェネツィア様式が混合した、写実的な宗教画で有名。マニエリスム 後期の巨匠です。

展示は年代順。肖像画家→宗教肖像画家→宗教祈念画家→祭壇画家のパートに別れています。

「こっち見てる!」という感が強いのがエル・グレコの肖像画の特徴。そして表情が豊かではないが感情を物凄く感じる。

ちなみに画像は色んな所から拾って来ました。

 

「白貂の毛皮をまとう貴婦人」

 

次は肖像画としての宗教画。つまり想像の中での人物像。

「悔悛する聖ペテロ」

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さてこの辺からがエル・グレコの真骨頂。

「イエスの御名の礼拝 」

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フェリペ二世に自薦したとされる逸話も残る代表作。上の「IHS」はキリストのことだそうで。

「受胎告知」

縦30cmぐらいの絵ですが圧倒的。中央の鳩のこっちへ飛んでくる感じや、その背後から差す光が眩しい!

「キリストの磔刑と2人の寄進者」

 このうねっとした感じが特徴的。

 

今回の目玉。

「無原罪の御宿り」

 

縦3m半近い大作。絵としてみると人物の頭身とか背景の遠近とか狂って見えるけれども、飾られているものを見上げると、すごい立体感。晩年のエル・グレコはその絵が飾られた時に見る角度なども考えて絵を描いたそうです。例えば側面に飾る絵なら横から見てちゃんと見えるようになっていました。

見終わって外へ出ると雨。みはしの粟ぜんざいでも食べようかと思いましたが寒いので帰ることに。エキナカに「たいめいけん」が入っていたのでチョット贅沢なお昼ごはんを食べて帰りました。

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 オムライスとメンチカツです。

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