2022年ニューヨーク公演4日目

いよいよ最終日。天気は雨ですが昨日よりずいぶん暖かい。


今日は一般成人向けワークショップから。


質疑応答では先日の公演について「前半と後半の演出が違いすぎるがその理由は」という質問が。能の中入を挟んでの事かと思いましたが、どうやら舞囃子→能という番組を一つのものと認識したみたいです。能の公演は緞帳や照明の暗転などはっきりした区切りがないからかもしれません。


昼食は会場近くのダイナーJohn’s Coffee Shopで食事。


今日はあまり開演までの時間がないので美術館は難しいので天気はやや悪いけれども計画通り高い所を目指すことに。高いところと言えばエンパイヤステートビルですが展望台料金が$80!それにそこに登ると景色にエンパイヤステートビルが入らないのでロックフェラーセンターのクリスマスツリーの後ろにあるビルディングの上「トップ・オブ・ザ・ロック」


69階の屋内展望台には今の時期だけサンタさんがいて記念写真を撮ることができます。一つ上は屋外展望台ですがアクリルパネルで囲まれています。


もう一つ上は狭いので混むのですが囲いはなし。日没も迫ってきたので人もたくさん。
肝心の景色はというと、北はトランプタワーとセントラルパーク、南はエンパイヤステートビルと小さいながらも自由の女神。何より摩天楼を上から眺めるこの景色は確かにここだけの眺望。ちょっとした感動ものでした。


会場へ戻り3日目公演。大きなトラブルもなく全日程終了。


荷造りをしてジャパン・ソサエティから宿へ。

最終日は友枝昭世師の主催で晩餐会。
明日は昼の便で日本に帰ります。行きは12時間かかりましたが帰りは14時間かかるそうです…

2022年ニューヨーク公演3日目

ホテルの朝食プランはテイクアウト(こっちではto goっていうことが多いみたいですが)か、+$5で座って食べられるシステム。昨日はテイクアウトしましたがアメリカのダイナー的雰囲気も感じてみたいので今日は一人カウンターで朝食。

フレンチトースト

本日は午前中から地元高校生対象のワークショップ。事前にちょっと集中力が足りないのでご迷惑かけるかもなどと聞いていましたが、なかなかどうして聞く時は静かに体験は元気よく非常に熱心にご覧いただけました。

夜の公演まで時間が空くので今日は映画「ナイトミュージアム」の舞台で有名な「アメリカ自然史博物館」へ。
NYのそこここで見かけるcitybikeというシェアサイクルを試してみました。

借りた自転車をどこのステーションで返してもOK。しかもこんなにステーションがあります。

citibike

懸念はNYの道路事情。ホリデーシーズンという事もありますが自動車の通行用が半端じゃない。しかも運転が独特で歩行者天国の人間が全部車になって動いていると思ってください。しかも本当の歩行者は信号を守らない。東京で自転車乗るから大丈夫だろうと思っていたら緊張感半端なかったです…

とはいえセントラルパークの近くになりますと自転車専用レーンが作られていて非常に快適。ついでにセントラルパークの中をサイクリングしました。

セントラルパークの近くはステーションが多くて返すのは簡単。ちょっと歩けば「アメリカ自然史博物館」

まず4階に上がり、降りながら見るのが良いと言われたので4Fへ行ってみると世界最大の恐竜のお出迎え。

部屋に入りきらなくてはみ出しているティタノサウルス

「アメリカ自然史博物館」は恐竜関係では有名で「ティラノサウルス」を発見して名を付けたのもここの館長です

そのほかにも月の石や世界最大級の隕石など見どころは多いのですが増設した部分との接続が特殊で迷う迷う。
4階から3階の別館に繋がっているようなのだけど通路がない。と思ったらトイレの入り口みたいなところが通路だったり、別館の3階から4階に行くには2階に降りなければならないとか複雑怪奇。
そのためなのか専用アプリがあってBluetoothをオンにすると現在位置を表示してくれて、見たいものやトイレや出口へのナビゲートをしてくれます。しかも途中で通知が来て「あなた〇〇を見ないで通り過ぎたけどいいのか?」と知らせてくれる優れもの。
あらゆる博物館・美術館に対応してほしい。

地下にフードコートがあったのでピザを食べつつ休憩。近頃の美術館などではカフェ等が休業中なのでありがたい。

時間があればMOMAに行きたかったのですけど中途半端な時間しか残っていなかったので断念。明日行けるかなぁ。
ちょっと早い楽屋入りをして用意してくれていた幕の内弁当をいただきました。

時差ぼけの少ない人多い人の差が結構出てきて辛そうな人はとことん辛そうですが、そこはみんなでカバーしあって本日も無事終了。

明日は摩天楼にいるのだからどこか高いところ(値段ではなく高度)に登ってみたいですが天気が悪そうという情報が。さてさて

2022年ニューヨーク公演2日目

朝通常の時間に目が覚めたということは時差調整が出来たということ。さて今日だけは午前中から公演のある夜まで空き。時間のかかる事をしておこうという事で地下鉄を使ってメトロポリタン美術館へ。

今回はOMNYという日本のモバイルSuicaに似たサービスを使用。

着いたのが開館10分前。ルーブルに行った時は会場1時間前に行っても長蛇の列なので出遅れたな〜と思ったら並んでいるのは20人足らず。チケットは前もってモバイルチケットを用意済みだったので簡単に入場できました。

メトロポリタン美術館

暇があるとはいえ今夜は本番。あまり歩きすぎて舞台に支障が出るといけないので、みたいものをピックアップして2時間で切り上げる作戦でしたが、目的の作品に辿り着くまでに目を止めるものが沢山。そもそも広いものだから結局はかなり歩いてしまいました。

円高・物価高ということで今回の旅行では特に買い物はしないつもりでしたが何もないのは寂しいのでメトロポリタンのストアで妻にお土産。あとで円に換算したら結構なお値段でしたけど。

昼食はアメリカに来たならばということでホットドッグ。セントラルパークを少し歩き5番街を通るバスを使って一度ホテルへ戻ります。

セントラルパーク

途中昨日見られなかったロックフェラーセンターのクリスマスツリーをチラ見した辺りで降車しタイムズスクエアを通って帰る。

昼間のタイムズスクエア

ホテルについて午後2時。ちょうどワールドカップ日本対スペインの時間。楽屋入りは5時なので骨を拾ってからホテルを出ればいいなと思っていたら

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・・・・・・勝った・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いや本当にサッカーというのはわからない。
ただ昔に比べれば若い選手のレベルが段違いなので、これは部活・クラブチームだけではなく草サッカーに至るまで、育成年代の指導者の勝利ですね。

気分を良くして楽屋入り。ジャパンソサエティーまでは車だと40分かかったりするので徒歩で20分歩く。

クライスラービル

本日は
舞囃子「頼政」友枝昭世
能「皇帝」金子敬一郎

皇帝は初演だったのでなかなかに気を使いましたが、恙なく舞い終えました。写真とか頂いたらあとで掲載するかもしれません。

その後レセプションがあってこちらの方々やお客様と会談(通訳付きですよ。英語苦手…)やはり皆様驚くのはみんなで集まって稽古をしないことのようです。今回も珍しい曲でしたが申合は1回だけでしたし。

後片付けをしてホテルへ。私は途中でおろしてもらい昨日見られなかったロックフェラーセンターのクリスマスツリーへ。

2004年から使用されている頂上で輝く星(Swarovski Star)は、25,000個のスワロフスキー・クリスタルで作成され、直径約3m 重さ250 kg 。45,000個のLEDで装飾されたツリーは壮観です。

向かいのデパート、サックスフィフスアベニューの飾りつけも豪華でした。

2022年ニューヨーク公演1日目

東京からの直行便では3番目に長いNY便。13時間のフライトを経て到着。割と長距離移動を苦にしない方ですが、流石にお尻が痛くなりました。
西回りの「遅くまで起きていなくてはいけない」に対して、東回りの移動は「早く寝なくてはいけない」状態になります。帰宅する場合は良いのですが行きは旅行の高揚感もあってうまく寝付けないので時差ボケしやすいです。そこで今回は飛行機に乗る前の日に徹夜をする、という方法を試してみました。
おかげで飛行機の中ではほとんど寝て過ごしましたので今のところいい感じです。

空港で飲料を買うと$4…お小遣い足りるかな…先行きが不安です。

今日はジョンFケネディ空港からジャパンソサエティに直行して舞台と作り物の仕込み。

検疫の関係で竹や木でできたものを海外に持ってゆくのはなかなか難しいことが起こるので、現地の方に作成していただいたものをこちらで修正しながら仕上げました。

字幕の調整を兼ねて簡単な申合の後ホテルへ

ミニバスで送ってくれたのですがこの日はロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式の日ということもあって大渋滞。歩いて20分のところへ40分かけて到着しました。荷物がなければ歩いた方が良さそうです。

今回のホテルはHOTEL EDISON
なんとタイムズスクエアの間近、NYど真ん中

簡単に荷解きをして食事へ。今日は中華でした

帰りにやはり寄っておこうということでロックフェラーへ行こうとするも周り2ブロックが完全に通行止めで行けず。警備の警官に聞いたら「明日おいで!」と言われ渋々退散。

それでもホリデーシーズンのNYは華やかです。最後に定番の世界の交差点タイムズスクエアに

さて明日は「皇帝」のシテを勤めなくてはいけないので以後のお誘いはお断りして就寝。計画通りこの時間に眠くなりました。明日は夜公演なので少しだけ観光してから楽屋入りします。

2022年ニューヨーク公演0日目

さて延々と更新しないこのページですが、何故か私が海外にゆくと更新されます。(汗
まあ備忘録のつもりでまた書いてみますが今回なかなか忙しいのでどれくらい投稿できるでしょうか?

さて今回の公演で演ずる曲は「皇帝」……なんでまたそんな稀曲(キキョク・たまにしか出ない曲目のことです)をかけるのか。
実は今回お世話になるニューヨーク・ジャパン・ソサエティの方から曲目を指定して依頼があったそうなのです。

疾病退散の曲だからということなのですが、そんなことよくご存知だったなあと感心していましたら、先方がどこぞのTwitterを見たらしく

で、こんなこと言ったからには責任を持って舞うようにとの宣旨が下りまして、もうすぐ機上の人となるのです。

「皇帝」ですが観世小次郎信光らしい作りの曲で(他に道成寺・船弁慶・紅葉狩などを作ってます)目に楽しいタイプの曲です。時間も短いし薪能などにはもってこいかもしれないのですが、作り物三つ・一畳台二つと大掛かりになるので大変です。

さてもうそろそろボーディングの時間です。
さてどうなるやら。