フランス公演4日目
今日はパリでの公演。パリでは2日間公演を行います。
1日目が新作能「ジャンヌダルク」
2日目は能「清経」狂言「茶壺」
よりによって「ジャンヌダルク」の方が作り物が3つ、演者が8人と仕込みが大変な上に、昨日出来なかった舞台設営もしなくてはならないので、大変です。
新凱旋門の方から登る朝日を見ながら地下鉄で会場に向かいます。
パリ公演の場所はブローニュの森の北側にある「アクリマション」という、いわゆる公園です。
その公園で日本祭を催しており、その一環として能楽をお見せするという形式です。
さて舞台設営。
劇場は普通の演劇用の劇場なので舞台の形にはなっていません。
そこで柱と欄干をたてて舞台を区切り。鏡松に相当する幕を後ろに貼ります。
画像は墨絵調の竹林ですが、これは前の新作能で作ったものだそうです。劇場のバックは普通暗幕なので、板目地に松の絵を描いた物を貼ると妙に取って付けた感じが強いので、墨絵のように濃淡だけの絵の方が舞台に奥行きが出てきます。墨絵の老松の絵とか、どこかで作ってくれませんかね(笑)
舞台に相当する所にはパンチカーペットを敷き詰めて完成!パンチカーペットを使うと、下手に木の台を敷くよりも、足の運びがしやすく、段差も出来ないし、どこでも手にはいるので海外公演の時は活躍しています。
さて着々と用意は進みます。
会場にあった小道具。これ使おうかという話は、あえなくボツ。
順調に準備が終わったので、日本祭を見学。
たこ焼き
ホンダの出展。綺麗なS800が有りました。こんなのまた、作ってほしいなあ。
今日は天気が良くて気持ちいい
武田流の一派なんでしょうね?どんなのか見てみたかったけれどもデモンストレーションの時間はこちらの公演と重なってました。残念!!
一度ホテルに帰り、装束その他を持ってくる必要があるので、一旦退散。お昼ご飯は時間がないのでマクドナルド。
フライドポテトは「ポム フリット」で通じます。
せっかく青空がでたので宿の近くで写真など。
ラ・デファンスはいわゆる「新都心」パリ区内は建物の高さ制限があるので、セーヌ川を西に渡った区外に高層ビルが集まっています。この辺はパリと言うより、ニューヨークや新宿みたい。
会場に向かうバスの中から、いわゆる新凱旋門、グランダルシュ
会場
装束の仕込
例によって忙しすぎて能の写真はありませんが、新聞社などの取材があったのでそこのリンクです。
さてこの日の夜は美味しい物をごちそうになりました。お店はモンパルナスにある、「Toyo」という日本人シェフのフレンチレストラン。
いい雰囲気のお店では極力写真は撮らないようにしているので、デザートの写真だけ。
さて明日はまた同じ会場なので舞台設営はなく、普通の(笑)曲がでますので、楽屋入りまでは時間があります。ルーブルにでも行こうかと思ったら、こちらの美術館は基本的に火曜日が休みの日。オルセーはあいているけれども、すごい混雑なのでやめた方がいいとのこと。さてどうしようかな。
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