ベトナムの旅６（ハノイ）

ハノイはやはりフエとは違い都会で朝6時半ごろにはバイクや車の音で目が覚めてしまいます。それにこちらの人はとても早起き。6時半でも交通量は相当のものです。
朝食はホテルのレストランでまたフォーを食べました。初日はおいしいなと思ったホテルのフォーも、今となるとなんとなく物足りなくなっています。
10時にホテルを出発。ホー・チ・ミン廟の見学へ。

社会主義の国は指導者の遺体を保存して民衆の崇拝対象とすることが行われているそうです。ここに来るとベトナムは共産主義の国だなということを肌で感じます。

この廟に入る場合大きなバックやカメラなどは持って入れず、金属探知機の検査も受けることになります。
また半ズボンやノースリーブも禁止。セキュリティーを抜けると2列縦隊で歩くことを強要されます。
また私語は禁止。中に入ると立ち止まることも許されない雰囲気でした。

永久保存された遺体は、まるで蝋人形のようでした。
保存技術がロシアにしかないため、時々ロシアへお出かけになって処理が行われるそうです。

廟を出たところで外で待っていたガイドさんと落ち合い、廟の北側にあるホーチミンの家へ。

クリーム色の建物は1954年からなくなる1969年まで執務を行った大統領府。派手派手しいですが、この気候だと似合ってしまうから不思議。

途中でドクロメンガタスズメ発見！！映画「羊たちの沈黙」で有名になった蛾です。実際に見るとは思っても見ませんでした。

住んでいた家は木造の高床式住居で社会主義の指導者の割りに質素なつくりです。

外へ出てしばらく歩くと一柱寺というお寺がありました。

その名のとおり1本の柱の上に仏堂を乗せたユニークな形の建物。子宝に恵まれるそうです。

バスに乗るときにおばちゃんがランブータンを売っていたので買ってみました。

市内のレストランで昼食。

味はほぼ中華料理。スタイルはインドネシア。チキンカレーのようなものがとてもおいしかったです
バスはホテルに帰る途中ハノイ大教会に寄って写真タイム。昔は白かったらしいのですがカビと埃で黒ずんでしまっています。

ホテルに帰る人はそのままバスでわれわれ買い物組みはここから自由行動。近くのシルクショップが並ぶハンガイ通りへ。いくつかお店を回りめぼしいものをピックアップ。シルクの質は期待を裏切りかなり上質。結局バッグ3つ、スカーフ１つ、シャツ1枚お買い上げ。＄１００でした。途中スコールに会い近くのお店で雨宿り。雨宿りしたお店がモン族の伝統服飾品を売るお店で面白いもの発見。ここでもシャツ1枚とベスト1枚お買い上げ。日本に帰るとき何か捨てなきゃお土産が入らないかも・・・。
買い物の後近くのホアンキエム湖の亀の剥製を見学。

この湖には伝説があり昔の王様が湖に住む亀より授かった宝剣で明を退けベトナムを中国支配から解放した、というもの。そしてその剣を亀に返したといわれるところに「亀の塔」というものが建っています。その向かいにある祠にこの湖で捕獲された２ｍの大亀の剥製があります。

1968年に捕獲されたときはこれが伝説の亀であろうと話題を呼んだそうですが、川もなく湖といってもちょっと大きな池ぐらいのところに何百年もすんでいたとはちょっと眉唾物のような気が・・・・・・。
タクシーに無理やり5人乗ってホテルへ。一休みして16：30ホテルを再出発、ハノイ公演の会場オペラ・ハウスへ

パリのオペラ・ガルニエを模して建築されたそうです。正面では建物を背景にして結婚式の集合写真の撮影中でした。

中はこじんまりしていて能の公演にはもってこいの大きさ。音もよく響きやっぱり屋内は楽です。

昨日の日本料理屋からきたお弁当を食べて、準備も済ませ、最終日の身の振り方を協議。ハロン湾へは行ってみたいけれど全行程11時間の強行軍。何かあったら日本に帰れないので、残念ながら見送り。香寺は山中を3時間以上歩かなくてはいけないので靴を持ってない女性陣がかわいそうなのでこれもパス。どうしましょう。
公演は無事終了。船弁慶だったのですがやはり前場が見ている人が辛そうでした。やはり動きが少ないと言葉がわからないのもあって単調に思えるのでしょう。
ホテルへ帰るとこちらで世話をしてくれていた人に誘われ不思議な酒場へ。
薬膳酒バーともいうべきお店で、ライチ酒や杏子酒などはもちろんトカゲ酒・ヒトデ酒・蚕酒などなどいろいろな品がそろえてありました。蚕酒をちょっと舐めてみましたが、確かに虫っぽい。
　
フォーの店も連れて行ってくれたのですが、店の前になんと公安が出ていまして営業できない状態だったので残念ながら中止、ホテルへ帰りました。
いよいよ明日で最後の公演です。