ベトナムの旅7(ハノイ)

今日は最後の公演の日。最終日を除けば一番フリーな日です。
外でいろいろ食べられるように朝食は軽く済ませて9:30ごろホテルを徒歩で出発。

ホテルから北へ行くとそこは軍放出品街。特に引かれるものもないので横目で通り過ぎました。
ハノイの町を一人で歩いているとバイクタクシーのお兄さんが気軽に声をかけてきます。一人で移動するときは料金の交渉さえできれば安くて便利なのですが初めての町はできるだけ歩いて土地勘を作ることにしているので、寄ってきては追い払いを繰り返しながら、ホアンキエム湖まで歩きました。


行く途中に「ウォーターボーイズ」のポスター発見。

ほとりにはベンチがあったので一休み。気がつけば並んでいるベンチはカップルばかり。
この風景はどこの国でも同じようです。
ただ隣のベンチのカップルは男どうしっだったりして・・・。居心地悪くなったので席を立ちました。

途中で水を補給しながら旧市街をぐるぐる廻る。この町の特徴は同業種の店がひとところに固まっているところです。たとえばこの通りは洋服屋が集まっている「服飾街」だとかほかにも「ブリキ街」「ペンキ街」「ガラス街」「バイク街」「靴街」など見つけました。
12時に皆と大教会の前で待ち合わせて「ブン・チャ」というつけ麺を食べに行きました。
こちらでお世話になっている方の案内でお店へ。

ガイドブックにも載ってる店ですが雰囲気はローカルな店です。
メニューというのは特にないようでつけダレの中に豚肉のつみれなどが入ったものと揚げ春巻、
ブンといわれる細めんとシソやミントなどの葉っぱ類が出てきます。

麺と野菜はどうやら置きっぱなしで足りなくなったら上に乗せてゆくいってみれば吉野家の紅しょうが状態。
味はひじょ〜に美味。麺を食べるというより具の1つとして麺もありますよという感じ。
非常に具沢山で沢山食べ過ぎてしまいました。
ちなみに雰囲気に気おされてか団長は1口食べただけ。味はいいのにもったいない!。
店を出て、亀見学グループとお買い物グループに分かれて行動。
「食器街」で箸や器など物色。仲間の一人が支払いのときベトナム人をだまそうとして失敗。
残念がっていました。

その後、ハンザ市場へ。

日用雑貨から食品などいろいろな品揃え。
肉屋の前には沢山の生きた鶏。
こういう国では新鮮なまま運ぶのに一番簡単なのが鶏なので(生きたまま運べるので)鶏肉を食べる機会が多くなります。
となりには豚の縦切りもありました。

日用雑貨の店でお箸を4膳買って近くのチェーの店へ。

チェーというのはベトナム風のあんみつでカキ氷といろいろな具を混ぜ込んで食べるものです。
氷は衛生的に危ないといわれているうえに、その作っているところを見るとかなりやばそうな食べ物で一瞬ダメかなっ・・と思わせる出来上がり。

食べてみるとこれが激甘で、甘党以外には進められない食べ物でした。

ふと見るとチェー屋の向かいでなにやら不思議な緑色の飲み物を買い求めている女の子発見。好奇心には勝てず1人が買い求めました。飲み物の正体はおそらくサトウキビを絞ったものに氷を入れたものであろうとの結論。なんともいえないチープな味でした。


チェーを飲むことをためらった女性陣から、カフェに行くことの提案。
ガイドブックを調べ近くにあった外国人御用達の店へ。
今度はおとなしくミックスジュースをオーダー。


しかしミックスの材料の中にどうやらスイカが入っていたらしく、水っぽくなって味がぼやけてしまっているのです。というわけで味はいまいち。カフェを出たところでお買い物組とホテルに帰る組に別れ、自分はホテルへ。
のべ5時間半歩きっぱなしだったのでホテルのマッサージルームで足マッサージを受けました。ちょっと物足りない感じでしたけどさすがにくたびれてしまって部屋に帰り出発の時間までぐっすり寝てしまいました。

17:30にホテルを出発。劇場へ行き仕込みを済ませてお弁当を食べます。お弁当は昨日と同じ日本食のお弁当でした。

20:10公演開始。今日は土蜘蛛の仕舞があり巣を投げるとやはり観客の反応がよいようです。


能は「小鍛冶 白頭」フエ公演のときもそうだったのですが後シテが現れると客席から「お〜〜〜」という反応。
白に金の取り合わせや、頭につけた狐にびっくりするようです。

何事もなく最後の公演終了。


これで舞台は大きな事故もなく無事終了しました。

終了後、女性陣の希望をかなえ「ソフテルメトロポリタン」というホテルのバーへ。フランス資本のホテルだそうでとても落ち着いたいい雰囲気のバー。自分は下戸なのでノンアルコールカクテルの「ハノイサンセット」など注文。まあいってみればミックスジュースなのですけど、昼間のカフェのミックスジュースとは段違いの味。おいしゅうございました。

ベトナムではお酒はビールが主流で、ウイスキーやワインなどは正当に保管されずに売られているので、とんでもない味になっているようです。
ここのホテルはそのようなことがなく、皆もカクテルやワインなどを飲みご満悦。

ホテルに帰りスーツケースの中を簡単に整理して就寝。
いよいよ明日はベトナム最後の日となります。

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