で、今回のと学会で紹介されたのが、この歌。
その名も「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」
なんといっても歌詞がすばらしい。
疑似科学の本質を、これほどうまく表しているものが未だかつてあったでしょうか?
歌詞は長くなるので、追記の方に張っておきましたので、見たい方はクリックしてください。
歌詞を見ても、何が面白いか分からない人は勉強不足!!<ソンナコトハナイ
最初だけ説明すると『ふぉるしふぃえいぶるパラノマふぇのみな』は
“falsifiable paranormal phenomena”となり、「反証可能な超常現象」となります。
これは「カール・ボバー」という哲学者が提唱した「反証可能性」 のことで、科学的な仮説は、実験や観測によって反証される可能性がなくてはならず、反証不可能な仮説は、科学的ではない、という考え方です。
例えば、「明日、太陽が東から昇る」という仮説は、「明日、太陽が東から昇らない」という観測によって反証されるかもしれませんが、「去年の8月8日に富士山が噴火するはずだったが、私の祈祷によりそれを食い止めた。」という主張は反証する方法がありません。
このように「反証可能性」は科学と疑似科学を区別するときに、よく使われる言葉です。
ブログで歌を紹介するのは初めてかも知れませんが、追記の歌詞を見て「これは!!」と思った人は絶対聞きましょう。へたすると今しか手に入らないかもしれません。
(ふぉるしふぃえいぶるパラノマふぇのみな)
何千年もの積み重ねも 事実と事実の結びつきも
1度や2度の実験でくつがえせるわ
愛が科学と結びつかなきゃ それは真理に迫ってないない
だってわたしの理論は正しいもん
数字と機械で それっぽく着飾って
理想と科学の 境界線 せいいっぱい侵犯しましょう
“ふぉるしふぃえいぶるパラノマふぇのみな”
恋はPseudo-Science(Pseudo! Pseudo!)
「確からしい」って言うしかないのは分かってるけれど
愛の存在は「実証済み」と言い切っちゃったほうが 科学っぽいから
みんな信じる 「細かいことは気にしないの! わたしO型だから!」
理屈じゃ解けない不安な気持ちに 白黒つけてトゥルーと言いたい 心が生み出す妄想科学
わたしはほんとはてんさい(てんさい)
けれどもあつかいぞんざい(ぞんざい)
研究資金をちょうだい(ちょうだい)
利益を約束するからちょうだい
2日で合計30時間
MOSAIC.WAVを聴かせ続けたら 苦痛を訴え始めたのでAKIBA-POPは有害です
お気に入りのキャラのカップで飲んだら水がおいしかったので 水にも萌えが分かります
あなたの望んだ結論のためなら データを選んで 信憑性 盛大に吹聴しましょう
“ふぉるしふぃえいぶるパラノマふぇのみな”
恋はFake-Science(Fake! Fake!) 安心・健康・ヤセる方法
インパクト重視よ わたしがこのたび開発した
恋愛活性イオンで 10人中9人が恋をしました
「あとの40人は実験に不誠実なので除外しました!」
自分に有利に考え出したら どこまでいっても止まらないのよ
わたしのアタマが永久機関
わたしはほんとはてんさい(てんさい)
けれどもあつかいぞんざい(ぞんざい)
わたしの都台にぴったり(ぴったり)
そんな科学はないかしら? ――よく出来た科学が魔法と区別がつかないせいで、
よく出来てない科学も、魔法と区別がつかない。
“ふぉるしふぃえいぶるパラノマふぇのみな”
恋はPseudo-Science(Pseudo!Pseudo!)
けれどもなぜだかみんなの前では証明できない
どうもわたしは科学の道を踏み外す能力(スキル)が 人並み外れて 高いみたいね
「これは『サイ・ミッシング』に違いないわ!」
「救いを求める一般市民に科学はなにもしてくれない」と
サプリを摂りつつblogにアップ
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