京極夏彦氏の作品です。おんもらきのきず と読みます。
いつものことながら分厚い。今回は749ページ
この厚さに負けて、読まない人もいるかもしれませんがそれは損というものです。
分量があっても何も無駄な所は無いし、文体もリズミカルで読みやすいので分量の割りにはどんどん読めます。
今回は盛岡往復の新幹線と大阪往復の新幹線で読了しました。
近頃読んだ本の中ではこれが1番です。(というかハズレがあまりに多くてくさってた所です。)
ただ少しパターン化されてきたかな。「魍魎の匣」を読んだときのあの感動を知っていると今回の結末は予定調和的な気がしますけど、それも織り込み済みなのかも知れません。(この辺読んだ人しか分からない言い回し)
京極堂シリーズをいくつか読んでいる人なら、何が起こっているのか途中で分かってしまいますけど分かって読んでいた方が面白いかも知れません。
だいたい途中で犯人なり方法なりが分かってしまうミステリーは良作なことが多いです。
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