正三角形は二等辺三角形の夢を見るか?

長男がベネッセのチャレンジという、教材をやっているのだが、算数にこんな問題が出題。

3cm 4cm 5cmの棒が3本ずつある。これを使って次の図形は何種類作れるか?
1・正三角形
2・二等辺三角形
という問題。

長男の答えは。
正三角形は3種類
二等辺三角形は6種類

正三角形は簡単だが、二等辺三角形は9種類が正解。と思い長男に「これは、ヒッカケ問題だよ。正三角形も二等辺三角形なんだよね〜。」といいつつ、答えの本をみると、6種類と書いてある⁇
二等辺三角形の定義は「少なくとも2つの辺の長さが等しい三角形」。
つまり正三角形二等辺三角形の特殊な形態なので「正三角形は二等辺三角形である」は真になるはずなのに????

妻に意見を聞いてみると、「だって正三角形は二等辺三角形に見えないじゃん」
・・・・・これは話にならないので、ベネッセの相談窓口に電話をして見る。

要約すると、学校ではそう教えるからという事らしい
指導要項に4年生のうちは、図形の種類を教えるとき、代表的な形で(このへんも主観が入る余地が多いような気がするんだけど)覚えさせろと。そして5年生になった時に、「実は正三角形は二等辺三角形だったんですよ!」とサプライズを与えたいらしい。

では9種類と答えた子がいたら間違いか?と聞くと、それはそれで正解らしい。なんだかなあ・・・

まあ、その教えかたに反論はないが、ならばこういう設問はまずいだろう。5年生になってから出すべき設問であり、算数の問題が、年齢によって正解が間違いになるのは、どうかと思う。

コメント

  1. 積分定数 より:

    初めまして。算数・数学教育を研究している積分定数と申します。

    検索でここを見つけました。

    勝手ながら、このブログを
    http://8254.teacup.com/kakezannojunjo/bbs/t44/l50
    のコメント13で紹介させていただきました。

    ご迷惑であればリンクを削除しますので、その旨おっしゃって下さい。

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