森博嗣さん作のロボットもの。
よくある、ロボットの操縦を通してパイロットが成長してゆくという話。
しかし、ここで勘違いしては行けないのは、ロボット格闘ものではないこと。
ガンダムとかそんな物ではないので、そちらの向きを希望の方は失望すること請け合い。
あまりにおちゃらけていて。
あまりに現実的で。
あまりに有りそうにない話で。
しかし心理的にはよくある話。
思想的に出来上がっている物を、実際に作ると、理想とどんどん乖離してくるのは世の常です。
でも、そんな悲壮な現実を最後はさわやかにまとめあげていて、読了感は近頃の読書の中では、最高です。
ちょっと元気になりました。
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