夫婦そろって漫画好き。妻は漫画家デビュー目前まで行ったぐらい。
で、その妻がTSUTAYAレンタルブックで借りていたのが、井上雄彦作の「リアル」
出始めのころ1・2巻位読んだのですけど、イヤ〜確かに「リアル」な話なもので、心の弱い私としては(感情移入がはげしいので・・)読むのがつらい!しかも年に1冊ペースの刊行なので、読むのを忘れたまま、今に至りました。
バガボンドの方もモーニングを読まなくなったこともあり、ほっておいたのですが、この間漫画喫茶で一気読みしたら、ストーリーはともかく、絵が半端ないことになっていて驚愕。一瞬「もうこれ以上上手くなんないんじゃないの?」と思わせるほどの画力。これは「リアル」も読まなきゃなと思っていたところに、妻がレンタル。まさに以心伝心(違うか?)
で、8巻までの一気読みの感想。
今まで認められていた人間が、事故や病気で障害を持つと、どうなるか?
今まで認められていた、そして認められる域まで来た道のり(持って生まれた才能or努力もしくはその両方)故に、自然に他人とのランク分けをしてしまう性格を持っている。もちろんその性格が合ったからこそ、人の上に立つという目標に邁進できた。しかしそれは障害により、自分を苦しめる棘の縛めとなってしまう。
8巻ぐらいまで来て、やっとみんな前を向き始めた感じがあるが、まだまだ前途多難は予想される。しかもこの話に終わりはあるのだろうか?
この間9巻が刊行されたそうなので、どっかで探して読んでみよう。
それと、ローテーション(回転形成術)という手術方法を初めて知りました。足首の関節を使ってなくなった膝関節の代わりにするわけですね。膝関節のあるなしで運動機能に大きな違いが出るというのは聞いたことがありましたが、なるほどね。
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