Keynoteつかって講義

この間、島根県でちょっとしたワークショップと言うか講義をして来た。

本業ではないのだが、2時間ほどの講義をしなければいけなくなり、会場にお願いしてプロジェクターを用意してもらう事が決まったのが2週間前。

使い回しているものが有ればいいのだが、プロジェクターを使っての講義をするのは今回が初めて。
あ、一回だけ後輩の結婚式で小道具として使ったか

ともかく素材を集め、それに合わせた、話の内容を考えるのが一苦労。いや、割と苦労はしないのだが時間がかかる。

マシンはMacBook。そして、使うソフトを決めなければいけない。うちにはパワーポイントKeynoteも有る。

パワーポイントが良くなったという話を聞いていたのでちょっと起動してみる。標準のテーマを見てみる。
Keynoteを起動してみる。標準のテーマを見てみる。

パワーポイントを終了。

別に他意は無いのだが結局はこうなってしまった。

あとはお手本。
見習うは、スティーブ・ジョブズのプレゼン川崎和男の思想。 もちろん付け焼き刃だが、何事も勉強をするのとしないのでは違うはず。10と100の差は大きいが、0と1の差はもっと大きい。

なぜか持っていた本「プレゼンテーションの極意」この本は参考になった。

Keynoteを使っていて思ったのは、自分の考えをまとめる為のツールとしても使えるという事。

まず、絵や図形をまとめ、並べ替え、それを日本語にする。「百聞は一見にしかず」ならぬ「一見を百聞に化す」といったところか。

またほかにこの2週間久しぶりにメモ帳を持ち歩いた。
ときおり頭に浮かぶフレーズがあまりにもランダム過ぎて、シーケンシャルに書けない。
昔はPDAもPalmを持ち歩いていたので Mandal-Art など使っていたのだが、W-ZERO3のソフトはレスポンスが悪くて、メモが思考に追い付かない。
家に帰るまでは覚えておこうと思うのだが、蒸発してしまう。
結局ある日、通りがかりのコンビニでメモ帳と4色ボールペンを購入。

今回もディスプレイの広さ、そしてMacProの処理能力の高さには助けられた。資料を広げられるのはもちろん、スライド作りも楽だった。いつも買う時は高い買い物だと思うが、今までで十分に元は取っている。こんどは画面をもっと大きくしよう。

構想をまとめ、実作業1週間でスライド90枚。レジュメも1万字近くなった。

あとはハードウェアの問題だ。
当日4時間前の会場入り。大都会なら何か足りなくても買い物ができるが、今回は地方都市。何か有ったら徒手空拳で2時間持たせなくてはいけない。

一応会場の技術者に、接続端子の形式だけは確認。持っていなかったので事前に購入。
あとはリモコン。電波方式のAirClick USBと赤外線方式のApple Remoteを用意。
リモコンの方向を気にしなくていいので、電波式の方を使おうと思ったが、どうも感度が悪い。やっぱり安いやつはいけないなあ。
結局、会場の人のおかげで、見通せる場所にMacBookを置く事ができたのでApple Remoteを使う事にした。

画面もステージから見えるので、本体は発表者ディスプレイモードにしておく。これで次のスライドと現在時刻が見えるようになる。

そして当日。

人事を尽くしてなんとやら。とりあえずは滞り無く終わる。
お世辞も多分に有るだろうが主催の人や、劇場のスタッフの人たちからも好評を頂いた。
しかし、これだけしゃべると結構喉が痛くなるという事が分かった。毎日講演をする人は大変だなあ。

じつは今年はあと何回か、短時間の解説の仕事(本業じゃないからアルバイト?)が有る。短い時間ほど難しい。しばらく、頭の体操には事欠かない。

近頃、講演とか解説をする事が多いのだが、思うのは、知っている事を全部しゃべろうとするとかえって分かりにくくなるということ。

「10」知っていたら「1」しゃべる程度で済まさなくてはならない。その 「1」の選び方が難しい。

よくまとめられた(あるいは厳選された)「1」をしゃべれば、勘のいい人は「10」まで分からないまでも「6」ぐらいは理解する。もうちょっと頭のいい人は「6」の上がある事を予感し、自分で調べるだろう。

逆に「8〜10」知っている人には「あれは違うのではないですか?」と問われるが、こちらは「その通りです」と答えるしか無い。そういう人にはそもそも、解説など必要ないのだから。

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